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テニスコートの「エチケット?」「しきたり?」
それとも変な「おきて?」

「最近はコートマナーがひどい!」昔からテニスをしていた人がよく言うセリフです。昔の人?の言うところのコートマナーとはどんなものなのか、いろいろな場面でのマナー・しきたりを説明しましょう。

これから述べる内容は、「テニス」が「庭球」だった頃に出来上がったしきたりです。テニスマナーと言うより「庭球作法」と言った方がよいかもしれません。

気心の知れた友達とテニスをするときには、あまり気にしなくてもいい事柄ですが、伝統のあるテニスクラブでプレーするときや、年配の方とプレーするときなど、この作法を守っておかないと「白い目」で見られてしまうかもしれません。


ボールを渡すとき

  1. 「ボールいきま〜す」と叫ぶ
  2. 利き腕でボールをなげる
  3. ラケットでボールを飛ばして相手に送る
  4. ボールを手渡す
  5. ボールを渡す順序
  6. ボールをもらったらお礼をする

練習のとき

  1. まず一番最初に「おねがいしま〜す」
  2. 1球目を打つときに、「ボールいきま〜す」
  3. 1球目のボールは、相手のフォアへ
  4. 最初はゆっくり、そして徐々に強く
  5. ミスショットはワビる
  6. ボレー練習したくなったら
  7. ネットしたボールは、自分で拾う
  8. となりのコートにボールが行ってしまった
  9. コートの後ろを横切るとき
  10. コート越しにボールを送る場合

ゲームのとき

  1. ウォーミングアップ
  2. 練習のつもりがゲームに発展するケース
  3. 試合の開始
  4. サービスのフォールト
  5. チェンジコートのときの礼儀
  6. ポーチボレーを当てられた
  7. ゲームセットでのやりとり

最後に


ボールを渡すとき


練習や試合のときに、ボールを人に渡す場合、次のようにしなければなりません。

  • 「ボールいきま〜す」と叫ぶ

    相 手にボールを渡すときに必ずこのセリフを言ってから相手に渡さなければなりません。いきなり相手にボールを投げてしまうと、その人が振り向いた時にボール があったらビックリするでしょう。もし、そのボールが目に当たったりしたら大変です。かならず一声かけてからボールを相手に投げましょう。

    でも...なんで「ボール投げま〜す」と言わないんだろう。

  • 利き腕でボールをなげる

    利き腕にもっていたラケットを逆の手に持ち替え、利き腕で投げます。
    ボールは、ワンバウンドして相手の胸の高さにはずむように気をつけながらキャッチボールのように「上から」投げます。
    転がしたり、ノーバウンドで投げてはいけません。また、ボーリングのような形で、下から放り投げるのは、マナー違反とされています。

    もし、投げたボールが2バウンドしてしまったり、取りづらいところへ行ってしまったときには 「スミマセン」とワビを入れます。
    なるべく相手が取りやすいように工夫して投げてあげましょう。

  • ラケットでボールを飛ばして相手に送る

    利き腕でボールを相手に投げるのがマナーの大原則なのですが、ベースラインから、相手コートのサーバーにボールを送る場合には、距離があるので手で投げても届かない場合もあります。
    そんなときは、
    「ボールいきま〜す」と叫んだ後 「ラケットで失礼しま〜す」と叫ここでもワビを入れ、アンダーサーブの要領でボールを送ります。
    ボールがワンバウンドして、相手の胸の高さにはずむようにするのは、投げる場合と同じです。
  • ボールを手渡す

    チェンジコートの時のように、ボールを渡す相手がすぐそばにいるときには、投げるわけにはいきません。相手に直接手渡すことになります。
    ボールを差し出せば、わかるはずなのに、ここでも何故か、
    「ボールいきます」と、一声かけるのが、マナーです。
    しかし、耳元で叫ぶようなことはしません。
  • ボールを渡す順序

    試合のとき、サーバーにボールを渡すのですが、気をつけなければならないことがあります。

    サーバー側のボレーヤーが1球。レシーバーが1球ボールをもっていたとします。ボールを持った2人が、同時にサーバーにボールを渡したら、2球一度にはとれません。

    このようなときには、遠い方の人から先に渡すことになっています。近くにいた人は、遠くにいた人のボールをサーバーが受け取ったのを確認した後、ボールを送ります。

    例によってボールを渡すときには「ボールいきま〜す」と叫ばなければなりません。

  • ボールをもらったらお礼をする

    ボールをもらった人は「ありがとうございます」「どうも...」とお礼を言うのがマナーです。お礼を言わなくても目礼だけはします。

    練習のとき


    通常は、ストロークのラリーから練習がはじまりますが、その時にも、いろいろな「おきて」があるのです。
  • まず一番最初に「おねがいしま〜す」

    これは、ごあいさつです。これからラリーを始めるのでお互いに「おねがいしま〜す」と叫びます。
    目上の方とプレーする場合には、叫ぶだけでなく、軽く会釈するのが礼儀です。
  • 1球目を打つときに、「ボールいきま〜す」

    ラリーの第1打では、ボールを渡すときと同じように「ボールいきま〜す」と叫びながら、ラケットでボールを打ちます。
    ごくまれに、相手も同じタイミングで
    「ボールいきま〜す」と叫んでいるときもあります。このままラリーを始めると、同時に2球のボールを使ったアクロバットみたいなことになってしまいます。
    こうなったときには、一人はボールをポケットにしまって「お願いします」と言います。この動作によって、「私のボールは使いません、そちらから1球目のボールを出して下さい」ということを伝えることになります。
  • 1球目のボールは、相手のフォアへ

    ストロークラリーだけでなく、ボレー対ストロークの練習でもそうですが、最初のボールは、相手のフォアにボールを送るのがマナーです。
    いきなりバックに打ってはいけません。もし、ネットしてしまったり、失敗してバックに行ってしまったら「スミマセン!」とやっぱりワビをいれます。
  • 最初はゆっくり、そして徐々に強く

    ラリー練習の最初は、ウォーミングアップもかねて、ゆっくりしたボールでラリーをします。いきなり「パッカーン」と強いボールを打ってはいけません。
    ゆっくりなボールでラリーをしながら、「体が暖まってきたな」と思ったら、ほんの少し強く打って、相手の出方を見ます。

    相手が同じように強めのボールを返球してきたら、相手が「おれも、暖まってきたよ」「すこし、強めのボールでラリーしようよ」とOKだということをボールにこめて、返事をしてきたということになります。

    もし、こちらの強いボールをロブ性の緩いボールで返球してきたら、「もうちょっと待ってよ」「もう少しゆっくりとしたボールでラリーしようよ」という意味がこめられているのです。

    このように、ラリーの練習では、言葉を使わずにボールの強弱で会話をします。実際に交わされる言葉は、「ボールいきま〜す」「スミマセン」だけです。

    まるで、テレパシーで会話しているような感じですね。

  • ミスショットはワビる

    ラリーの最中に、ミスはつきものです。ネットにかかったりアウトしてしまった場合には、「スミマセン」とワビをいれます。
  • ボレー練習したくなったら

    練習はラリーばかりではありません。ボレーの練習もします。ラリーからボレー対ストロークの練習に移るには、「ラリーの練習を終えてボレー対ストロークの練習を始めましょう」という意味を込めて、どちらかのプレーヤーが「ボレーお願いします」とか「ボレーどうぞ」と声にだします。
  • ネットしたボールは、自分で拾う

    ネット付近にあるボールは、自分側のボールは自分で拾うのがマナーです。
    自分側のボールを拾ったとき、向こう側にあるボールが取れるようなら、拾ってあげます。
    そして、拾ってもらった方は、「ありがとうございます」とか「すみません」と、一声かけます。

    ボ レー対ストロークの練習をしているときには、ボレーしている人がネット付近のボールを拾うことになりますが、「拾ってもらうのがあたりまえ」とベースライ ンにたって偉そうにしていてはいけません。相手が自分側のボールを拾ってくれそうなときには、自分も拾いに行くようなフリをして、相手が拾ってくれたとこ ろで「スミマセン」というのです。

    「ボールをお互いに拾ってあげる」なんとスポーツマンらしい、美しい光景ではありませんか。
  • となりのコートにボールが行ってしまった

    ミスショットして、ボールがとなりのコートに行ってしまうことはよくあることです。こんな時も次のような美しい光景を演出しなければなりません。

    <ボールを入れてしまった人>

    となりのコートのラリーが終わるまで、じっと待ちます。
    ラリーが終わった瞬間に「スミマセン」といいながら、ダッシュしてそのボールを拾いにいきます。

    <ボールが入ってきた側の対応>

    試合中なら、そのボールは無視して、試合を真剣に続けます。そして、ポイントが決まった時点で、となりから来たボールをやっぱりダッシュして拾ってあげます。

    練習中なら「ちょっと待って!」と相手のプレーヤーに声をかけてラリーを中断します。そして、やっぱり拾ってあげるのです。

    そして、例によって「ボールいきま〜す」のセリフとともに相手に投げてあげます。
    拾ってもらった方は、当然ですが
    「ありがとうございます」とお礼をいいます。

  • コートの後ろを横切るとき

    ボールが、となりのコートを越えてさらに遠いコートに行ってしまう場合もあります。このときも、自分で拾いに行くのは当然です。

    取りに行くときに、となりのコートを横切ることになりますが、そのコートがプレー中であれば、プレーが中断するまで待たなければなりません。練習中でも同じことです。ラリー中にコートの後ろを横切るのは御法度です。

    なが〜いラリーでなかなかコートの後ろを横切れなくても、ジ〜ッと待ち続けなければなりません。ラリーが中断した瞬間に「失礼します」といって、コートの後ろをすばやく走りぬけます。
    ボールを拾って、自分のコートに戻るときも、横切るコートがラリーしていないかを確認しなければなりません。

    練習中にコートの後ろで待っている人がいたら、試合ではそうはいきませんが、練習中なら中断するのは簡単です。ラリーを中断し、「どうぞ」といって、「コートの後ろを横切ってもいいですよ」とジェスチャーで伝えてあげましょう。

  • コート越しにボールを送る場合

    となりのコートより遠いところから来たボールを渡すときには、となりのコートをまたぐようにして戻してあげることになります。
    このときにも、コートの後ろを横切るときと同じように、となりのコートのラリーが中断していることを確認して、「ボールいきま〜す」と送ってあげます。

    ボールを拾いにこちらへ向かっている人が目に入ったら、「いいですよ」といって、こちらで拾ってあげることを伝えます。
    そして、その声を掛けられた人は、「ありがとうございます」とお礼をいいます。

    「ミスショットはお互い様。お互いに気持ちよくボールを拾ってあげましょう」

    これが、テニスプレーヤーの目にみえない「おきて」なのです。


    ゲームのとき


    ゲームでも、いろいろな暗黙のルールがあるので説明しておきます。
  • ウォーミングアップ

    トーナメントでは、ウォーミングアップの時間が決まっているので、その時間内に一通りのショットを練習することになりますが、テニスクラブやパブリックのコートでは時間の制約もないので、次のようなやり取りで、ウォーミングアップをします。

    <ラリー>

    最初はラリーからです。練習のときと同じように 「お願いしま〜す」と叫んで、ラリーを始めます。<ボレー・スマッシュ>ラリーのあと「ボレーお願いします」「ボレーどうぞ」のやりとりでボレー対ストロークにはいります。
    ボレー練習の最後では、スマッシュのアップもするのでボレー側の人が
    「スマッシュお願いします」と言います。この合図で、ストローク側の人は打ちやすそうなロブを打ってあげます。
    あくまでもウォーミングアップなのですから、スマッシュをバシッ!と打ち込んではいけません。かるくスマッシュし、スマッシュされたボールをロブで返球してもらうようにします。

    スマッシュのアップを終わるときには、ボレー側の人が「ラストお願いします」 と言って「ネットプレーのアップはおしまいにします」ということを伝えます。

    <サービス>最後に「サービスどうぞ」と相手にサービス練習をするように伝えます。サービスをする方は、「サービスお願いします」と声をかけてからサービス練習に入ります。
    サービス練習でもいきなりフラットサービスをバシッと打ってはいけません。ゆっくりと肩を暖めるつもりでサービスをし、レシーバーは緩いボールで打ち返してあげます。肩が暖まってきたところで、少しずつ力を込めてサービスします。

    レシーバーは、どんなサービスが来てもゆっくりと返球してあげます。
    充分サービス練習が済んだら、相手にもサービス練習をしてもらうので、
    「ボールを止めて下さい」と言います。つまり、「レシーブで返球しなくていいよ」「そちらもサービス練習して下さい」ということを、その一言で伝えるのです。

    今まで、レシーブしていた人がサービスを始めるときにも「サービスお願いします」と挨拶してからサービス練習を始めます。

    そして、最後に「ラストお願いします」と言います。これにより、「ウォーミングアップを終了して、試合を開始しましょう」と伝えたことになります。
    「ラストお願いします」といわれた方も同じように「ラストお願いします」と復唱して、ウォーミングアップが終了します。

  • 練習のつもりがゲームに発展するケース

    さきほどのウォーミングアップは、あらかじめゲームをするという前提でのやりとりです。
    テニスクラブでは、お互いに練習を続けていて、物足りなくなったところでゲームを始めるというケースがよくあります。そんなときのやりとりと「しきたり」を説明します。

    <ゲームをしたいことを伝える>

    まず、「自分がゲームをしたい」ということを相手に伝えなければはじまりません。 「よろしかったら、ゲームをしませんか」声をかけられた方は、「ゲームをしてもいいぞ」と思えば、「はい、お願いします」と答えます。

    何が「お願いします」なのだか分かりませんが...このように言うのです。

    <断る場合>もし、「ゲームはやりたくない」と思えば次のようにしてことわります。「すみません、今日はあまり時間がないので....」
    「また、時間のあるときにお願いします」
    ゲームはもつれれば、時間がかかります。「時間がない」ということを言い訳にして、やんわりとお断りします。
    決して、「おまえみたいにヘタクソとは試合しても面白くない」とか「試合したら負けるに決まっているからやりたくない」と本音を言ってはいけません。
    コートの上では紳士的な会話にとどめます。<ボールを準備>ゲームをすることが決まったら、手持ちのボールの中でなるべく新しいボールを選んでそれを使ってプレーすることになります。
    缶をプシュッと開けてニューボールを使う場合もあります。そんなときは、ニューボールを出してくれた人にお礼を言いましょう。
    ボールが準備できたので、お互いにサービスのウォーミングアップをすることになります。<サービスのウォーミングアップ>今までは練習だけだったので、ラリーかせいぜいボレー対ストロークの練習しかしていません。
    「サービスどうぞ」とサービスのウォーミングアップを開始します。
    通常の試合のときのように、それぞれがサービスを練習することもありますが、テニスクラブなどでは、各プレーヤーの第一ゲームの時に数回だけサービスを練習する場合があります。

    [各自の第一ゲームでサービス練習をする]

    ABペアとCDペアのダブルスを例にとって説明しましょう。

    第一ゲームAサービス。
    A:
    「練習お願いします」と言って、数回サービスを打ちます。ウォーミングアップが終わったら「では、お願いします」とゲームを開始します。

    第2ゲームは、Cのサービス。
    Cさんにとっては初めてのサービスゲームですから、サービスのウォーミングアップをします。
    C:
    「サービス練習お願いします」と言って、ウォーミングアップすることをつたえ、よければ、「では、お願いします」と言って第2ゲームを始めます。

    次にBさんのサービスゲーム、そしてDさんのサービスゲームとなるので、それぞれのプレーヤーが初めてサービスするときだけ、ウォーミングアップするのです。

    4ゲームが済めば、全員がサービスのウォーミングアップが済んだことになるので、後は通常のゲームを進めていきます。

  • 試合の開始

    試合を始める時のトスと挨拶について説明します。

    <トスの作法>

    試合の前には、サービスをどちらがするかを決める「トス」をしなければなりません。最近は、ラケットをクルクルまわしながら上方へ投げ上げ、グリップエンドを手で閉じて「Whitch?」とする人が多いようですが、庭球作法では、次のようにしなければなりません。

    ラケットをネット越しに相手コートに差し出しながら、「フィッチおねがいします」と言います。
    いわれた方は
    「ラフお願いします」「ダウンお願いします」と答えます。 (最近は、「スムーズ」「ラフ」よりも「アップ」「ダウン」の方が一般的になってきました。)

    ラケットを相手コートに接するようにして、コマの様にクルクルとまわします。

    倒れたところで、そのラケットを拾い上げるのは、ラケットの持ち主ではありません。ラケットの倒れた側にいる人が拾います。
    大切なラケットを汚してもらったのですから、ラケットを拾い上げることまでしてもらっては失礼です。また、取ろうとしてもネット越しに取るのでとりづらいのです。

    丁重に拾い上げて、グリップエンドのマークを確認します。

    <試合開始の挨拶>トスを終えて、最初のゲームを始めるときに、サーバーは、「お願いします」と試合開始を宣言します。他のプレーヤーは試合開始に同意したことを伝えるために、同じように「お願いします」と言いながら、軽く一礼します。
    これで試合が開始されることになります。

    不思議なことに、なにかあるたびに「お願いします」が付くのです。

  • サービスのフォールト

    レシーバーはフォールトしたボールをネットにかけなければいけません。

    サーバー側のボレーヤーの気持ちを考えればわかると思います。「フォールトか」と気をゆるめた瞬間に、レシーバーがバシッ!と打ち返したらどうなるでしょう。
    打ち返したボールが、クロスへ返球されればなんの問題もありませんが、もしボレーヤーの方に飛んでいったら、危険このうえありません。そのために、フォールトしたサービスは、レシーバーがネットにかけるのがマナーなのです。

    では、サービスが入ったのかフォールトなのか微妙なときは、どうでしょう。

    レシーバーは、フォールトでなかったときを考えて、レシーブをするのが当然です。ところが、それがフォールトであれば、さきほどの様に、「フォールとしたサービスをネットにかける」というマナー違反を犯したことになるので、「スミマセン」とワビるのがマナーなのです。

    レシーバーにしてみれば、「フォールトかどうかわからないからレシーブしたのに、何でワビなければならないのだ!」という気持ちになるのですが、これもまた変な「しきたり」なのです。

  • チェンジコートのときの礼儀

    チェンジコートのとき、審判台の下で、プレーヤーがはちあわせしてしまう時があります。こういう状況になったときは、目上の人を立てて、先に通過させてあげるのが礼儀です。

    ネットをまたぎ越してチェンジコートしてはいけません。テニススクールのコーチがかっこよくネットをまたぎこしていますが、絶対にまねをしないでください。
    もし大学の庭球部で、こんなことをしたら「坊主頭」になることは間違いありません。

  • ポーチボレーを当てられた

    ゲームは真剣勝負です。ポーチボレーで、相手方ネットプレーヤーめがけてバシッ!と打ち込むのは、れっきとした戦術です。
    よけられれば、よいのですが、たまにボールが体に当たってしまうこともあります。
    そんな場合には、次のようにします。

    <当ててしまった側>

    当ててしまった方は、「スミマセン!」「大丈夫ですか?」と大声で、心を込めてお詫びします。

    戦術として相手を狙ったのですから、当たって当然です。
    しかし、「へへっ!当たったな?」「ざまーみろ」という態度を見せては絶対にいけません。
    たとえ本心はそうであっても「ボールをぶつけて申訳ないことをしました」という態度で相手にお詫びしましょう。

    <当てられた側>当てられた方はムッっとしてしまうのが当然でしょうが、ジ〜ッとがまん。
    軽く手をあげることにより、「大丈夫。大したことはないよ」と無言で伝えます。感情を押し殺し、クールに振る舞います。

    くやしくて仕返しをしたいのなら、同じようにボレーを相手にぶつければいいのです。
    当てることができても「やった!さっきの仕返しが出来た!」という顔をして、うれしそうにしてはいけません。「スミマセン!」と申し訳なさそうに誤ります。

    お互いに「さわやかなスポーツマン」を演じなければいけないのです。

  • ゲームセットでのやりとり

    ゲームが終了したら、「ありがとうございました」とお互いに挨拶しながら、握手をします。負けてくやしい気持ちがあっても、ゲームが終わったらすがすがしく、握手をしましょう。

    そして、使っていたボールを持ち主に返却して、「ボール、どうもありがとうございました」とお礼を言うのも大切な、礼儀です。


    最後に


    お互いに気持ちよくプレーしようというスポーツマンシップによってこのような「しきたり」が出来てきたのです。不合理なものも多々ありますが、歴史のあるテニスクラブや、大学の庭球部では、いまだにこのような暗黙のルールが歴然と存在しているのです。

    最近は、この暗黙のルールを教えてくれる場所がなくなってしまい、コートマナーが随分乱れているようです。これを機に、コートマナーを身に着けてみてはどうでしょうか。


    HORIBA INTERNATIONAL TENNIS
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